Laravelのインストール手順を解説【Ubuntu 22.04】

Webアプリケーション開発を行う上で、あわせて使えるようになっておきたいのがWebアプリケーションフレームワークです。

PHPのフレームワークにおいて特に知名度が高いのが「Laravel」です

本記事では、Ubuntu 22.04 LTSにPHPおよびLaravelをインストールする手順について解説します。

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Laravelとは

Laravelの特長

Laravelは、サーバーサイドのプログラミング言語「PHP」で使用するフレームワークです。

Laravelを利用することで以下のような特長があります。

・将来性が高い

PHPおよびLaravelは世界的に人気があり、将来性にも期待ができます。

Laravelを使用することで、さまざまなWebアプリケーションやサービスの開発が可能です。

例えば、従業員の勤怠管理システム、企業が運営するショッピングサイト、交通機関や宿泊施設などの予約サイトなどが挙げられます。

・分業して開発できる

Laravelは、MVC(Model-View-Controller)フレームワークを採用しています。

この設計パターンで機能ごとに分割し、開発を分業できます。

・機能やプラグインが豊富

Laravelは、データベースの接続や認証、バリデーション、テンプレートエンジンなど、さまざまな機能を備えています。

そのため、必要な機能を簡単に実装できます

・理解しやすく学習が容易

Laravelは、PHPのフレームワークの中でも特に学習コストが低く、プログラミング初心者にも理解しやすく設計されています。

ドキュメントが充実していることや、活発なコミュニティが多数存在していることからも習得しやすいフレームワークであるといえます。

・拡張性が高い

Laravelは自由度が高く、拡張性に優れている特徴を持っています。

Composerを使用してパッケージ管理を行えるので、必要なライブラリを簡単にインストールして、自由なカスタマイズが可能です。

ただし、たくさんのライブラリをインストールすると処理が遅くなるので注意が必要です。

・チェックの自動化

Laravelには、入力値チェック(バリデーションチェック)を自動で行う機能が備わっています。

これにより、ユーザーからの入力値が正しいかどうかを簡単に確認できます

Ubuntuの環境について

前提条件

今回は、ミライサーバーのVPSを利用し、仮想マシン上に構築されたUbuntuを使用します。

ミライサーバーではUbuntu 22.04.2 LTSなどのOSをインストールした状態からお使いいただけます。

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仮想マシンのスペックは以下のとおりです。

    • CPU:4コア
    • Memory:4GB
    • Disk:SSD300GB

Ubuntuは以下のバージョンを利用しています。

・Ubuntu 22.04.2 LTSPHP(バージョン8.0以上)

このほか、以下のソフトウェアを使用しています。

・PHP(バージョン8.0以上)

Laravelフレームワークを実行するうえで、PHP 8.0 以上が推奨されています。

PHP 8.0は、PHP 7.xよりも高速で、JITコンパイラを備えています。

JITコンパイラは、PHPコードを機械語に変換することで、より高速な実行を可能にします。

・Composer

Composerは、PHPのパッケージ管理システムであり、Laravelで使用されるPHPライブラリを管理するために使用されます。

Composerは、PHPの依存関係を解決し、必要なパッケージを自動的にダウンロードしてインストールします。

なお、手順書上でのコマンドの標記は、実際に入力するコマンドを太字、補足の内容を青字で記載しています。

一般ユーザーをsudoグループに追加

ソフトウェアをインストールするには、管理者権限が必要です。

rootアカウントを使用するか、通常ユーザー(以下の例では、testuser)をsudoグループに追加しておきましょう。

# usermod -aG sudo testuser

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Laravelのインストール手順

ここからは、Ubuntu 22.04の環境にLaravelをインストールする手順を解説します。

手順1:パッケージリストの更新

最初に、登録されているパッケージリストを最新に更新します。

$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade

パッケージをアップグレードすると、以下のような画面が表示される場合があります。

これは、アップグレードを完了するためには再起動が必要であることを示しています。

再起動が必要なサービスが選択されているので、OKを選択してサービスの再起動を実行します。

手順2:Apache Webサーバーのインストール

Apache Webサーバーをインストールしていきます。

以下のコマンドを実行し、処理を継続するかどうか聞かれるため、「Y」を入力します。

$ sudo apt install apache2

インストールが完了したら、Apache Webサーバーの自動起動を有効化しておきます。

これにより、システムが再起動された際に自動的にApacheが起動するようになります。

$ sudo systemctl enable apache2

Apache Webサーバーが正常に動作していることを確認します。

以下のコマンドを実行し、「active(running)」が表示されているか確認してください。これは、Apacheが正常に起動していることを示しています。

$ sudo systemctl status apache2

手順3:PHPおよびPHP拡張機能のインストール

最新バージョンのPHPおよびPHPの拡張機能をインストールします。

以下のコマンドを実行し、処理を継続するかどうか聞かれる場合には、「Y」を入力してください。

$ sudo apt install php php-common php-cli php-gd php-mysqlnd php-curl php-intl php-mbstring php-bcmath php-xml php-zip

これにより、PHPおよび必要な拡張機能がインストールされます。

以下のコマンドを実行すると、インストールされたPHPのバージョン情報が表示されるはずです。

これにより、PHPが正常にインストールされたことを確認できます。

$ php -v

手順4:Composerのインストール

Laravelの依存関係をインストールするために必要となるComposerをインストールします。

$ curl -sS https://getcomposer.org/installer | sudo php install-dir=/usr/bin filename=composer (※ —は-を2回重ねる)

以下のコマンドを実行すると、Composerのバージョン情報が表示されるはずです。

これにより、Composerが正常にインストールされたことを確認できます。

$ composer -V

手順5:Laravelのインストール

次に、Laravelをインストールします。

以下のコマンドを実行して、プロジェクト名を指定してLaravelをインストールしてください。

「example_app」は、プロジェクト名もしくはアプリケーション名を指定します。

実際にインストールする際は、この部分を置き換えてください。

prefer-dist」(※ —は-を2回重ねる)は、Laravelを圧縮(zip形式)してダウンロードするためのオプションです。

指定しない場合は、圧縮しないでダウンロードします。

オプションをつけたほうが、高速にダウンロードできます。

$ composer create-projectprefer-dist laravel/laravel example_app(※ —は-2回重ねる)

インストールが完了すると、先ほど指定したプロジェクト名の名前がついたディレクトリが作成されます。

作成されたディレクトリ(今回では「example_app」)に移動しておきます。

$ cd example_app

その後、以下のコマンドを実行し、Laravelを起動します。

$ php artisan serve

なお、起動時に「host」(※ —は-を2回重ねる)オプションを使えばIPアドレスを、「port」(※ —は-を2回重ねる)オプションを使えばポートを指定できます。

例えば、以下は「192.168.0.1」アドレス、「8080」ポートを使って起動しています。

$ php artisan serve host 192.168.0.1port 8080(※ —は-を2回重ねる)

これで、Laravelのインストールが完了し、アプリケーションが起動されました。

手順6:Laravelの動作確認

Laravelが動作していることを確認します。

ブラウザを起動し、URL「http://<サーバーのIPアドレス>:8000」にアクセスします。

以下の画面が表示されれば、問題なく動作しています。

これでLaravelを使用したウェブアプリケーションの開発を始める準備が整いました。

手順7:(必要に応じて)ファイアーウォールを設定する

ブラウザからURLを入力してアクセスしてもLaravelの画面が表示されない場合は、ファイアーウォールによって接続が拒否されている可能性があります。

ここでは、UFW(Uncomplicated Firewall)ファイアーウォールの設定方法を解説します。

まず、ufwが有効か、確認します。

$ sudo ufw status

有効の場合は「active」、無効の場合は「inactive」と表示されます。

有効になっている場合は、以下のコマンドによって、8000通信を許可するように設定します。

$ sudo ufw allow 8000/tcp

これにより、ポート8000をTCPプロトコルで許可するルールがファイアーウォールに追加されます。

設定が完了したら、reloadして設定内容を反映します。

$ sudo ufw reload

これでファイアーウォールがポート8000への通信を許可するように設定され、ブラウザからLaravelアプリケーションにアクセスできるはずです。

再度ブラウザからURLにアクセスして、Laravelの画面が表示されるか確認してください。

まとめ

今回はUbuntuを使用してPHPのWebフレームワーク「Laravel」をインストールする手順を紹介しました。

Webフレームワークを使用すると、Webアプリケーション開発を効率よくできます。

また、Laravelは人気が高く、ドキュメントやコミュニティなど情報が豊富です。

Laravel公式サイトを確認し、役立つ情報を確認するとよいでしょう。

またミライサーバーのVPSを使用すれば、Linux環境を簡単に構築・利用できます

「実際に手順に沿って開発したいものの、開発環境がない」という人は、こちらもあわせて利用してみてください。

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