WordPressのバージョンアップ方法および注意点を解説。

WordPressはオープンソースのCMS(コンテンツ管理システム)であり、世界中の多くのサイトで使用されています。

サイトを運用する上で、Wordpressのバージョンアップは避けては通れない重要な作業です

本記事では、Wordpressをバージョンアップするための方法および注意点をご紹介します。

※Wordpressのバックアップであり、OSのバックアップではないためご注意ください。

WordPressについては以下の記事で詳しく解説しています。

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WordPressのバージョンアップの必要性

WordPressを使用してサイトを運用する場合、Wordpressのバージョンアップの実施を検討する必要があります。

なぜバージョンアップを実施しなければいけないのか、WordPressのバージョンアップの必要性について解説します

セキュリティ対策

OSやアプリケーションをはじめとするソフトウェアは、セキュリティ対策のために新しい機能を提供してバージョンアップしています。

WordPressも例外ではありません。

特にWordpressの場合は、世界中で最も利用者が多いCMSであるため、外部から狙われる可能性が高い傾向にあります。

そのため、WordPressをバージョンアップしてセキュリティ対策を行うことは非常に重要です。

逆にバージョンアップを実施しなければ、外部からセキュリティホールを狙われ、攻撃を受ける可能性があるのです。

基本的に新しいバージョンが提供されたら、更新するようにしましょう。

不具合修正

WordPress本体や、プラグインおよびテーマでは、バージョンによっては不具合が含まれている可能性があります。

不具合によっては、Wordpressとプラグインのバージョン違いによって正しく動作しなかったり、エラーが発生したりします。

その際には、新しいバージョンが提供されているか確認しましょう。

バージョンアップすることで不具合が解消され、快適に動作するようになります

機能・性能改善

バージョンアップの内容によっては、セキュリティ対策や不具合修正だけでなく、機能追加や性能改善が行われます。

サイトを最もよい環境で運用するためにも、バージョンアップを実施するようにしましょう。

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WordPressのバージョンアップ対象

WordPressは複数のWordpress本体のプログラム以外に、拡張機能であるプラグイン、テーマで構成されています。

本記事のバージョンアップもWordpress本体、プラグイン、テーマについて解説しています。

※Wordpressのバックアップであり、OSのバックアップではないためご注意ください。

バージョンアップの種類

WordPressのバージョンは3桁で表されます。

2023年11月時点の最新バージョンは「6.3.2」です。

バージョンアップは、バージョンの最初の2桁(6.3)の部分が変わる「メジャーアップデート」と、最後の3桁目(2)が変わる「マイナーアップデート」の2種類があります。

メジャーアップデートは、セキュリティ対策や不具合修正だけでなく、機能追加や性能改善も行われます。

更新頻度は4~5か月に1回程度です。

更新範囲が広いため、メジャーアップデート後は必ずサイトの確認を行いましょう

マイナーアップデートは、主にセキュリティ対策や不具合修正が更新されます。

変更範囲は小さいですが、更新は随時行われるため、必要に応じて更新しましょう。

アップデートは、「更新」ページにてそれぞれ自動更新が設定可能です。

現在の自動更新の設定状況によって、以下のリンクのどちらかが表示されます。

メジャーアップデートを自動更新にする場合は、「Wordpressのすべての新しいバージョンに対する自動更新を有効にします。」を選択します。

マイナーアップデートを自動更新する場合は、「メンテナンスリリースとセキュリティリリースのみの自動更新に切り替えます。」を選択します

PHPのバージョンアップ

WordPressはPHPによって動作しているため、Wordpressのバージョンアップに伴いPHPのバージョンアップも必要となる場合があります。

PHPのバージョンアップが必要かどうかは、Wordpress管理画面のサイトヘルスで確認できます。

ここで、「サイトがPHPの古いバージョンを実行しており、更新をおすすめします」と表示されると、PHPをバージョンアップすることを検討してください。

なお、PHPのバージョンは、Wordpress管理画面の「サイトヘルス」の「情報」タブで確認できます。

WordPressのバージョンアップ手順

ここからは、実際にWordpressをバージョンアップするための手順について解説します。

バージョンアップすること自体は簡単ですが、バージョンアップ前後で実施すべき内容も含めていますので、ぜひ参考にしてみてください。

なお、今回ご紹介する手順については、ミライサーバーのVPSを利用した環境を使用しています

スペックは以下のとおりです。

    • CPU:4コア
    • Memory:4GB
    • Disk:SSD300GB

Ubuntuは以下のバージョンを利用しています。

・Ubuntuのバージョン:Ubuntu 22.04.2 LTS

※ミライサーバーではUbuntu 22.04.2 LTSなどのOSをインストールした状態からお使いいただけます。

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バックアップの取得

WordPressをバージョンアップする前に、最初にすべきこととして現在のデータのバックアップを取得します

これは、万が一バージョンアップ後にサイトが正常に動作しなくなった場合に、状態を戻すために使用します。

バックアップすべきデータはプラグインやテーマなど、Wordpressを構成するファイルと、コンテンツの保存に使用されているデータベースです。

バックアップの取得にはさまざまな方法があります。

レンタルサーバーであれば運営会社が提供するサービスを利用するのもよいでしょう。

今回は、バックアップを取得できるプラグイン「BackWPup」を利用した手順をご紹介します。

バックアップ取得

メニューから、「新規ジョブを追加」を選択します。

バックアップは「自動バックアップ」と「手動バックアップ」のどちらかを設定できます。

今回は手動バックアップを行います。

まず「一般」タブでは、ジョブ名とバックアップ対象を設定します。

下部の画面では、アーカイブ形式と保存方法、ログファイルの送信先を設定します。

「スケジュール」タブでは、ジョブスケジュールに設定します。

今回は手動バックアップなので、「手動」を設定します。

「DBバックアップ」タブでは、データベース内のバックアップ対象を設定できます。

全てのテーブルにチェックを入れます。

また、バックアップファイルの圧縮には「GZip」を設定します。

「プラグイン」タブでは、インストールされているプラグインの一覧を出力します。

ファイルサイズが小さいため、ファイルの圧縮は「なし」を設定します。

「宛先:フォルダー」タブでは、バックアップファイルの保存先を設定します。

ここまで全て設定を終えたら「変更の保存」を設定します。

設定の保存が完了したら、上部にある「今すぐ実行」を押下し、バックアップジョブを実行します。

実行すると、ジョブが進行します。

処理が完了するまで待ちましょう。

バックアップファイルは、「メニュー」の「BackWPup」ー「バックアップ」を選択すると、取得したバックアップの一覧が表示されます。

対象のバックアップの行にカーソルをあてると、「ダウンロード」リンクが表示されます。

アップデート通知の確認

WordPressのダッシュボードにログインします。

ログインすると、アップデートの通知が来ていれば「更新」メニューに通知がきています。

「更新」ページを表示し、アップデート内容を確認しましょう。

プラグインとテーマのアップデート

最初にプラグインとテーマをアップデートします。

プラグインとテーマのアップデートも、「更新」ページから実施できます。

更新対象にチェックを入れ、「プラグインを更新」「テーマを更新」それぞれを選択することで更新が行なえます。

プラグイン

テーマの更新

なお、設定で自動更新も行えるので、手動で行うのが面倒な方は設定しておくとよいでしょう。

プラグインの無効化

プラグインおよびテーマのアップデートが完了したら、次にWordpress本体をアップデートします。

そこで事前に、Wordpress本体をアップデートする前に、プラグインを無効化しておきます

これは、Wordpress本体をアップデートした後、プラグインが原因でエラーが発生しWordpressが正常に動作しなくなる可能性があるためです。

プラグインの有効化・無効化の切り替えは、プラグインの画面で行います。

「一括適用」リストボックスで「無効化」を選んで適用すると、すべてのプラグインを一括で無効化できます

なお、プラグインによっては「無効化」から「有効化」に切り替える際に設定が変わってしまうものも存在します。

もしプラグインの設定を変えている場合は、事前に設定内容を控えておきましょう。

WordPress本体のアップデート

プラグインおよびテーマのアップデートが完了したら、Wordpress本体をアップデートします。

更新画面にて、WordPress本体に対して更新データがある場合は、「WordPressの新しいバージョンがあります」の項目が表示されます。

アップデートするバージョンを確認の上、「バージョン x.x.x に更新」を1回だけ押下します。

WordPressのバージョンアップに成功すると、新しいバージョンの紹介ページが表示されます。

プラグインとテーマのアップデートの確認

WordPress本体のアップデートが完了すると、バージョンによってはさらにプラグインとテーマがバージョンアップできる場合があります。

「3.3 プラグインとテーマのアップデート」と同様に再度アップデートがないか確認し、もしあればプラグインとテーマのバージョンアップを行います。

プラグインの有効化

WordPress本体、プラグイン、テーマのすべてのアップデートが完了したら、無効化しておいたプラグインを有効化します。

プラグインの有効化・無効化の切り替えは、プラグインの画面で行います。

無効化のときと同様、「一括適用」リストボックスで「有効化」を選んで適用すると、すべてのプラグインを一括で有効化できます

サイトの確認

バージョンアップが完了したら、サイトの動作確認を行います。

表示が崩れていないか、バージョンアップ前と同じ動作ができるか、確認しましょう。

画面が真っ白になったり、エラー画面が表示されたりすると、Wordpress本体のバージョンにプラグイン及びテーマが対応していないなど、何らかの不具合がある可能性が考えられます。

その場合は、作業前に取得したバックアップから内容を復元します。

更新処理が進まなくなった場合の対処法

WordPress本体やプラグイン、テーマを更新したときに、不具合などが原因で処理が進まなくなると、Wordpressがいつまでもメンテナンスモードのままになります。

このとき、アクセスするとメンテナンス画面が表示されます。

この場合は、Wordpressウェブサイトのルートフォルダにある「.maintenance」ファイルを削除することでメンテナンスモードを解除できます。

解除後に、再度接続してアップデートを行いましょう。

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WordPressのバージョンアップする際の注意点

バックアップの確認

バックアップを取った後、そのデータが正しく保存されているかを再確認することは必須です。

BackWPupプラグインを利用すると、自動バックアップの取得も設定できるので、運用時は定期的にバックアップを取得してくと便利です。

特にメジャーバージョンアップでは、データベースの構造が変更されることがあります。

この場合後から元に戻すのが難しいため、バックアップの有無が非常に重要です。

プラグインおよびテーマの更新

今回ご紹介した手順のように、WordPress本体のバージョンアップ前に、全てのプラグインとテーマも最新版に更新することをおすすめします。

これにより、Wordpressアップデート時の互換性問題を回避できます。

WordPressをバージョンアップすることで、古いコードや関数が使えなくなることもあります。

この影響で、古いバージョンのプラグインやテーマが正常に動作しなくなります。

そのため、特にメジャーバージョンアップの際には、先にプラグインおよびテーマをアップデートしましょう

WordPressバージョンアップ後の動作確認でエラー画面が表示される場合は、Wordpressのバージョンにプラグインやテーマが対応していない可能性が高いです。

アップデート後のサイトの動作確認

アップデート完了後、サイトの動作や表示に異常がないかをしっかりと確認しましょう。

特に、主要なページや機能の動作をチェックすることが重要です。

また、新しいバージョンには、まれに不具合やバグが含まれることがあります。

これらの問題が発覚する前にアップデートを行うと、サイトに影響が出る可能性があります。

まとめ

今回は、Wordpressのバージョンアップ方法および注意点について解説しました。

バージョンアップは機能改善セキュリティ強化脆弱性対応のための重要な作業です。

しかし、特にメジャーバージョンアップの場合は、さまざまな影響があるので注意が必要です。

バージョンアップを実施することでプラグインやテーマが使用できなくなったり、サイトの動作に影響を及ぼしたりする可能性があります。

そのため、バージョンアップ前にサイトのバックアップを取得し、バージョンアップ後は必ずサイトの動作確認を実施するようにしましょう。

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