Djangoインストール入門

Djangoは、Pythonで作成されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワークです

PythonでWebアプリケーション開発に役立つ機能が含まれており、大変便利なツールです。

本記事ではDjangoのインストールする手順を、Linux環境およびWindows環境それぞれで解説します。

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Djangoインストール手順概要

Djangoとは

Djangoは、Pythonで作成されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワークです。

Djangoには、以下の機能が含まれています。

    • データベースの管理を容易にする管理画面
    • ユーザー認証機能
    • 案内ページ
    • RSSフィード
    • ORM(Object-Relational Mapping)
    • テンプレートエンジン
    • 他言語対応

これらの機能を使うことで、Webアプリケーションを迅速に開発することが可能です。

Djangoの詳細については、以下の記事でも詳しく解説しているため、そちらも御覧ください。

Djangoのインストール手順の概要

Djangoは、PythonがインストールされたWindows、MacおよびLinux上で動作が可能です。

本記事では、ローカル環境のLinuxおよびWindowsのインストール手順をご紹介します。

Djangoのインストール手順については、Djangoの公式ドキュメントからも確認できます。

なお、2024年7月時点でドキュメントのバージョン5.0を参考にしています。

【Linux】

・Djangoのインストール方法

https://docs.djangoproject.com/ja/5.0/topics/install/

【Windows】

・Windows での Django のインストール方法

https://docs.djangoproject.com/ja/5.0/howto/windows/

Linux環境でのインストール手順

前提条件

本記事では、WinserverのVPSを利用し、Linux環境の仮想マシンを使用します

DjangoをインストールするLinux環境のスペックについてご紹介します。

【Linux環境】

    • OS:Ubuntu 22.04.2 LTS
    • CPU:4コア
    • Memory:4GB
    • Disk:SSD 300GB

ミライサーバーではUbuntu 22.04.2 LTSなどのOSをインストールした状態からお使いいただけます

なお、本番サイトでDjangoを利用する場合は、Djangoのインストールの前に以下の準備が必要です

    • Webサーバー(Apache)とモジュール(mod_wsgi)のインストール
    • データベースのインストールおよびセットアップ

※DjangoのデータベースAPI機能を使用する場合

データベースは、PostgreSQL、MySQL、MariaDB、Oracle、SQLiteが公式にサポートされています

これらのセットアップについて、詳しくは公式ドキュメントをご確認ください。

・Django のインストール方法

https://docs.djangoproject.com/ja/5.0/topics/install/

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Djangoのインストール手順

手順1:Pythonのインストール

最新のDjango(バージョン5)を動作させるには、Python 3.10以降が必要です

DjangoとPythonのバージョン対応表は、以下のドキュメントをご確認ください。

FAQ:どのバージョンのPythonでDjangoが使えますか?

https://docs.djangoproject.com/ja/5.0/faq/install/#faq-python-version-support

環境のPythonのバージョンを表示し、必要なバージョン以上であることを確認します。

$ python3 –version

もしPythonがインストールされていない場合は、以下のコマンドでPythonをインストールしてください。

$ sudo apt update
$ sudo apt install python3 python3-pip

手順2:Djangoインストール

Pythonのpipコマンドから、Djangoをインストールします。

なお、バージョンを指定してインストールすることも可能です。

$ python3 -m pip install Django
または
$ python3 -m pip install Django==5.0.7
※バージョン5.0.7をインストールする場合

以下のようにインストールが進行し、Succesfully installed」が表示されれば成功です。

※赤線箇所

手順3:Djangoインストール確認

Djangoがインストールされたかどうかの確認を行います。

最初に、Python Shellを起動します。

$ python3

続いてDjangoのバージョン情報を確認し、インストールしたバージョンが表示されれば、正常にインストールされています。

>>> import django
>>> django.get_version()

今回は「Django-5.0.7」をインストールしているため、以下のように表示されます。

以上で、Linux環境でのDjangoのインストールが完了です。

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Windows環境でのインストール手順

前提条件

DjangoをインストールするWindows環境の仮想マシンのスペックについてご紹介します。

【Windows環境】

    • OS:Windows Server 2022
    • CPU:6コア
    • Memory:4GB
    • 250GB

WinserverではWindowsServerをインストールした状態からお使いいただけます。

また、Linux環境と同じく本番サイトでDjangoを利用する場合は、Djangoのインストールの前に以下の準備が必要です。

    • Webサーバー(Apache)とモジュール(mod_wsgi)のインストール

または

Webサーバー(IIS)とモジュール(wfastcgi)のインストール

    • データベースのインストールおよびセットアップ

※DjangoのデータベースAPI機能を使用する場合

Djangoのインストール手順

手順1:Pythonのインストール

最新のDjango(バージョン5)を動作させるには、Python 3.10以降が必要です。

Windowsでは、Pythonインストールに付属するユーティリティ「py」が備わっているため、pyを使うことで適切なバージョンが表示されます。

> py -V

もし環境にインストールされていない場合は、以下のサイトからPythonをダウンロードし、インストールしてください。

・Pythonダウンロードサイト

https://www.python.org/downloads/

手順2:Djangoのインストール

以下のコマンドを実行し、Djangoをインストールします。

Windows環境の場合でも、バージョンを指定してインストールできます。

> py -m pip install Django
または
> py -m pip install Django==5.0.7
※バージョン5.0.7をインストールする場合

以下のようにインストールが進行し、Succesfully installed」が表示されれば成功です。

手順3:Djangoインストール確認

Djangoがインストールされたかどうかの確認を行います。

最初に、Python Shellを起動します。

> py

続いてDjangoのバージョン情報を確認し、インストールしたバージョンが表示されれば、正常にインストールています。

>>> import django
>>> django.get_version()

今回は「Django-5.0.7」をインストールしているため、以下のように表示されます。

以上で、Windows環境でのDjangoのインストールが完了です。

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まとめ

本記事では、Linux環境およびWindows環境それぞれのDjangoのインストール手順について解説しました。

DjangoはPythonで記述されたWebアプリケーションフレームワークであり、多くの機能を備えているため、効率よくWebアプリケーションを開発することができます。

今回利用したWinserverを利用することで、Linux環境およびWindows環境のどちらもVPSが用意されているため、検証環境を簡単に構築できます

本記事の内容を参考に、実際にインストールを試してみてください。

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