クラウド導入を成功に導くCCoEとは?役割・メリット・構築手順を解説!

企業におけるクラウド導入とCCoEの重要性

企業でクラウドサービスを導入する際には、複数の部署との調整が必要です。

例えば、クラウドに詳しい人がいない部署では、そもそも導入が進まないこともあります。

また、導入に際しては、ガバナンスやセキュリティの対応、標準化の策定や運用体制の構築など、全社的な取り組みが必要です。

そこで、クラウドに精通した人材で構成され、全社横断的な対応を行い企業内でのクラウド活用を推進する部署をCCoE(Cloud Center of Excellence)といいます。

本記事では、CCoEの役割やメリット、導入手順についてわかりやすく解説します。これから企業内にクラウドサービスの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

対象:クラウド導入を主導する企業のIT・DX推進担当者の方

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CCoEとは

概要

CCoE(Cloud Center of Excellence)とは、クラウド活用の最適化と標準化を推進するための専門チームや組織体制のことです。

企業がクラウドを導入・運用していくなかで直面する、セキュリティ、コスト管理、サービス選定、社内調整の煩雑さといった多くの課題に直面します。

これらの問題を全社横断的な視点で統制をとり、クラウド戦略の策定から実行まで担当します。

CCoEはIT部門だけでなく、IT以外の部門や経営層とも連携しながら、企業全体のクラウド戦略を推進していく役割を担います。

CCoEが求められる背景

企業にクラウドの活用を推進するCCoEが求められる背景としては、以下が挙げられます。

DX推進の加速

昨今では政府が提唱するデジタル技術を活用して企業のビジネスを変革する「DX(デジタルトランスフォーメーション)」を、多くの企業が推進しています。
これは、経済産業省が警鐘を鳴らす「2025年の崖」に起因するもので、DXを進めなければ、2025年以降に大きな損失が発生する可能性があるとされています。
DXの推進にはクラウドの活用が不可欠です。このように、企業内でクラウド活用が求められているため、それを主導する組織であるCCoEの重要性が高まっています。

シャドーITの増加とリスク

各部門が独自にクラウドサービスを導入する「シャドーIT」が増加し、組織全体のシステムが分断されるサイロ化やガバナンス不全が顕在化しています。
これらの問題に対応するには、企業全体で統一されたクラウド戦略と運用方針が必要であり、CCoEの設置がその要となります。

クラウド導入による技術的課題

クラウドの導入には以下のような高度な技術的検討事項が伴います。

・適切なクラウドサービスの選定(例:AWS、Azure、Google Cloudなど)既存システムとの連携やデータ移行方法
・セキュリティ対策やアクセス制御の設計

各種法規制(例:個人情報保護法、GDPRなど)への対応これらの対応には、クラウドに関する専門知識と実務経験を有する人材が求められます。

CCoEの主な役割

・CCoEは、以下のような業務を通じてクラウド導入の成功と運用の最適化を支援します。全社共通のクラウド方針・ガイドラインの策定
・クラウド環境のガバナンス体制構築
・クラウド技術の教育や社内トレーニング実施
・各部門のクラウド導入プロジェクトの支援とレビュー
・クラウドの最新技術の調査と導入判断、社内事例の共有

これにより、クラウド活用によるリスクの最小化と、社内でのクラウド文化の醸成を同時に図ります。

CCoE導入のメリット

CcoEの導入により、企業はクラウド活用の全体最適化が可能になります。

例えば、セキュリティ・アーキテクチャを標準化することで、社内調整がスムーズにいくほか、リスクを抑えつつスピード感のある開発・運用を実現できます。

また、最適化によりコストの無駄を削減し、ROIの最大化が図れる点も大きなメリットです。

このようにCCoEが中心となってナレッジ共有や人材育成を行うことで、社内にクラウド人材が育ち、クラウド活用の効率が向上します。

このように、CCoEは企業全体のクラウド活用を成功に導く重要な組織であり、DXを推進するうえで不可欠な役割を果たします。

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CCoEの導入手順

導入計画の策定

CCoEの導入には、明確な導入計画の策定が必要です。具体的には、以下のような内容です。

・現状のクラウド利用状況や課題の洗い出し
・CCoEの目的、目標やKPIの策定
・CCoEの組織構造、役割と成果を明文化
・予算の策定
・経営層の承認受領

最初に経営層や関係部門と連携し、現状の課題と導入目的を明確化することが出発点です。

この結果をもとに「1年以内にクラウド移行率を30%向上させる」といった達成すべき目標やKPIを設定します。

そのうえで、組織構造のほか、ガバナンス強化、コスト最適化、スキル標準化など、CCoEに期待される役割と成果を明文化します。

また、予算計画においては、人材費、ツール導入費用、トレーニング費用などを含めて策定し、最終的に経営層の承認を得ることが導入計画の成功には不可欠です。

人材の確保

CCoEを構築するうえで最も重要なのが、専門性の高い人材の確保です。

必要な人材には、クラウドエンジニアやセキュリティスペシャリスト、プロジェクトマネージャーなど多岐にわたります。

また、業務プロセスやITガバナンスに精通した人材も重要です。

さらに、CCoEは単独で動くものではなく他部門と連携・調整する役割も担うため、高いコミュニケーション力やリーダーシップも求められます。

人材確保の方法としては、既存のIT部門から適性のある人材を選出し、クラウド技術のトレーニングを提供するほか、クラウド技術に精通した外部人材の採用も検討し、新しい視点や専門知識を取り入れる方法もあります。

さらに、AWS、Microsoft Azure、Google Cloudなどのクラウドサービスプロバイダー認定資格の取得を奨励し、チームのスキルレベルを向上させることも有効です。

企業内の情報共有・導入支援

CCoEの効果を最大化するには、社内全体への情報共有と導入支援の体制構築が不可欠です。具体的には、以下のような施策が有効です。

・クラウド活用に関するポリシーやガイドラインの整備・明文化
・クラウド活用のベストプラクティスや標準プロセスなどのナレッジ化
・初心者向けの研修やワークショップの実施
・各部門のクラウド導入プロジェクトでの技術支援やコンサルティング

情報共有の方法としては、社内ポータルサイトや、部門横断型のクラウドコミュニティの形成が挙げられます。

クラウド活用に関心を持つ社員が情報交換できる場を設け、成功事例や課題を共有することで、組織全体の学習を促進します。

クラウド導入の成功事例を積極的に社内発信し、クラウド活用の価値を可視化することで、企業全体のクラウド成熟度を高めていきます。

運用・改善

CCoEは構築後も継続的な運用と改善が求められます。

運用フェーズでは、クラウド活用のKPI(例:コスト削減率、セキュリティインシデント数など)を設定し、定期的にパフォーマンス評価、クラウド導入の効果を分析します。

また、現場からのフィードバックや事例をもとにポリシーや支援内容を適宜見直すことで、CCoE自体の成熟度を高めていきます。

他にも、最新のクラウド技術をキャッチアップし、自社に適用できるソリューションの調査やクラウド戦略の定期的な見直しも必要です。

ビジネス環境の変化やテクノロジーの進化に合わせて、クラウド戦略を柔軟に更新します。

CCoE導入のポイント

小さな組織から始める

クラウドの導入と同じくCCoEの導入も、いきなり全社規模で展開するのではなく、スモールスタートが効果的です。

例えば、特定部門や非基幹システムなど限定的な範囲でCCoEの機能を実践することでリスクを抑えながら実践できます。

最初から多くのリソースや部門を巻き込むと、調整や混乱が生じやすく、CCoEの設置の段階でプロジェクトが頓挫するリスクが高まります。

まずは一部門や特定プロジェクトを対象に、クラウドガバナンスやベストプラクティスの適用を試験的に導入するところから始めましょう。

この段階で得られた成果や課題を社内で共有し、成功事例通じて他部門や経営層からの理解を得ることが、次のステップへの足掛かりになります。

経営層や業務部門との協働

CCoEの導入ではIT部門に限らず、経営層や業務部門などの参画が重要です。

クラウド活用は技術面だけでなく、ビジネス戦略や業務プロセスにも大きく関わり、全社的な視点で意思決定を行う必要があります。

そのため、初期段階から関係部門と共通の目標を設定することでCCoEへの理解と協力が得やすくなります。

特に、CIOやCTOなどの経営層の支援があると、リソース確保や意思決定の迅速化につながります。

また、現場の意見を取り入れることで、実用的なルールや支援体制を構築しやすくなります。

このように多様な関係者を巻き込むことで、組織全体に影響する活動がしやすくなり、CCoEの活動を組織文化として定着させることができます。

ツールの導入

CCoEを円滑に機能させるためには、適切なクラウド管理ツールの導入が欠かせません。

例えば、インフラ構成の自動化を支援するIaCツールや、リソース利用状況を可視化するコスト管理ツール、セキュリティリスクを検知する監視ツールなどが挙げられます。

これらのツールは、CCoEが定めたガイドラインやポリシーを現場に浸透させ、運用の標準化を推進するうえで強力な支援となります。

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まとめ

本記事では、CCoEについて解説しました。

近年企業はDXの推進もあり、クラウドの導入が積極的に進められています。

しかし、業務全体に影響を及ぼしビジネスに直結することから、クラウドの導入は簡単なことではありません。

そのため、さまざまな課題に対して対応を行い、全社横断的に活動を行うCCoEの存在が求められています。

クラウドの導入を検討する企業の方は、CCoEの設置もあわせて計画に含めることで。

より確実なクラウド活用の推進が可能になります。

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